063 天気雨
泣きながら一夜を明かした。

泣いて泣いて

死にそうなほど泣いた。

それでも涙は枯れない。





去っていく彼の姿を追いかけた。

手を伸ばしたが届かない。





アロンが心配してのぞきにきてくれた。

ごめん。

話す余裕すらない。





ひとつになれたと確信した。

それは思い上がりだった?

私は彼の支えにはなれなかった?

待って・・・・・・行かないで・・・・・・。

一人で置いて行かないで。





泣きながら一夜を明かした。

泣きながら眠りについたが、何度も目を覚ました。

夢だったらいいのに、

夢じゃない・・・?





無理やり起きて仕度をした。

昨日のことは夢?それとも・・・。

晴れているのに・・・雨が降ってきた。

どうせならちゃんと降ってくれればいい。

このいつまでも泣き続ける心も全て洗い流せればいい。

それさえも叶わない・・・?

ぱらぱらと静かに心もぬらす

こんな雨はもっと悲しい。





みんなが笑いあう

私だけが悲しい?

真壁くんが・・・いる。

そして泣いてた心が、さらに痛む。

去っていく。

おねがい。せめて・・・

この雨だけでも

止めて。






あとがき

詩ですね。これは・・・(汗)
しかも暗いし。
kauranの一番苦手とする、2人の別れのシーンを元に
作りました。
(苦手なら作るなよ〜)
天気雨・・・私は好きではないです。
というか雨自体好きではない。
なぜなら
ただ単にぬれるから(笑)
ぬれると髪の毛が膨張するから(笑)
でも天気雨は見てる分にはきれいですよね。
虹とかもでるし☆